「三番瀬が好き」。愛着を持った人と一緒にいつまでも楽しみ続けられる海にするために
■更新情報
・2024年10月27日 三番瀬で「環境DNA調査」を東京海洋大学と共同で実施しました new!
※本ページの下をご覧ください
・2024年11月9日 「イベント・活動情報」更新 12月 14日(土)三番瀬 夜間干潟散策会 受付中
■三番瀬で「環境DNA調査」を東京海洋大学と共同で実施しました new!
NPO法人 三番瀬フォーラムでは、東京海洋大学の丸山啓太博士研究員にご協力いただき、三番瀬の海域において本格的な環境DNA調査を初めて実施しました。
調査の目的、方法、結果の概要について、以下のPDFファイルにまとめているので、ぜひご覧ください。
●調査結果の報告「環境DNA調査を用いた東京湾奥部の三番瀬周辺における魚類相」 [PDFファイル]
(NPO法人 三番瀬フォーラム / 国立大学法人東京海洋大学)
三番瀬フォーラムでは、調査結果を受けた今後の三番瀬の自然のあり方等について次の通り考えています。
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東浜やふなばし三番瀬海浜公園は、よく誤解されるが、自然干潟ではなく、覆砂により造成された干潟である。その干潟には、自然干潟のように干潟・浅瀬に生息する魚類が豊富にいることが明らかとなった.。
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一方、塩浜護岸の海域は、護岸付近は岩場であり、海の底質は軟泥質である。また、水深が深く、沖に行くほど浅くなる地形である。本来であれば、陸から砂干潟、徐々に深くなる海へとゆるやかに傾斜しながら続く形で構成される三番瀬の自然環境とは異なる。
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今回の調査により確認された塩浜護岸の海域における魚類は、主に岩場に生息する魚類であり、本来の三番瀬の自然環境からは程遠いものであることが改めて裏付けられた。
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塩浜2丁目護岸(約1000m)の大半が同様の状況の中、覆砂予定地(約100m)において干潟を再生させ、東浜やふなばし三番瀬海浜公園の前のような干潟・浅瀬環境を取り戻す自然再生が求められる。
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今後も、魚類相以外の生物相などについても調査範囲を広げることを視野に入れ、継続的に環境DNA調査を実施し、三番瀬の自然再生事業に協力したい。
※本調査は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金からの助成を受けて実施されました。また、本調査を実施するにあたり、一部の予備実験、文献調査、資料作成等では、東京海洋大学がベルモントフォーラムCRAの助成を受け実施されました。